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TD銀行によるカナダの労働市場とAI時代の景気後退リスクに関する見解

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カナダの労働市場は調整が緩慢であるため、歴史的に景気後退期には緩和されてきたが、この安定化特性が脆弱性となる可能性があるとTD銀行は指摘している。 同行は顧客向けレポートの中で、人工知能(AI)の導入だけでは直ちに労働者を脅かす可能性は低いと述べている。デジタル技術は仕事のやり方を変えるだろうが、AIが活用される世界においても従業員は引き続き重要な役割を担うだろう。 TD銀行は、カナダが景気循環のどの段階にあるかが重要だと指摘する。景気後退は企業内部の戦略的変革を促進する傾向がある。 需要の低迷とコスト削減のための技術導入の急速な進展が重なると、雇用主は業務フローや職務内容を再設計する可能性が高くなり、景気後退期に失われた雇用が以前の形で回復しないリスクが高まると同行は付け加えた。 技術によって恒久的に職種が代替される場合、政策は雇用維持よりも、柔軟で費用対効果の高い再訓練や人間中心のスキル開発を通じて、労働者の迅速な移行を優先すべきである。雇用維持は長期失業率の上昇や生産性の低下を招くリスクがあるからだ。 TD銀行は、カナダが長年培ってきた労働市場のショックを緩和する能力は、企業が生き残りをかけて厳しい選択を迫られるような環境下では、その回復力が弱まる可能性があると指摘した。AIの導入自体は、カナダの労働力に直ちにリスクをもたらすものではないかもしれないが、AIのようなコスト削減技術が景気後退と重なると、企業は業務のやり方を恒久的に変える可能性がある。 経済的ストレスによって企業が厳しい選択を迫られる中、一部の雇用喪失は回復しないかもしれない。 カナダ人は教育水準が高く、この課題に正面から立ち向かうことができる。また、一部の労働者にとっては、この機会を活かすチャンスもある。離職した労働者の再訓練を支援し、労働市場からの流出を最小限に抑えるためには、政策は的確でなければならない。TD銀行によれば、事態は重大であり、早期の対応が長期的な労働市場へのダメージを抑えるのに役立つという。

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