S&Pグローバル・レーティングは、最新の発表で、日本製鉄(東証:5401)の長期発行体信用格付けをBBBに据え置いた。 格付け機関は、日本の鉄鋼市場の低迷とさらなる設備投資を考慮すると、同社の主要財務指標の改善は、以前の予想よりも緩やかなものになると見込んでいる。 同社は収益性向上と固定費削減のための施策を講じてきたものの、依然として国内鉄鋼市場の低迷と、主要輸出先であるアジア市場の停滞に直面していると、S&Pは指摘した。 また、S&Pによると、多額の投資により、2026年度のフリーキャッシュフローは2,000億円から3,000億円の赤字となり、負債対EBITDA比率も約3.9倍とわずかに回復するにとどまる見込みだ。 これらの指標は今後1年程度で回復する可能性もあるが、S&Pは不安定な事業環境をリスクと見なしている。 S&Pは、債務負担が主要な圧力要因となった場合、主要財務指標の回復が期待通りに進まない可能性があるとの見方に基づき、ネガティブな見通しを示した。 格付け機関は、同社の債務対EBITDA比率に影響を与えるような注目すべき動向があれば、今後の格付け変更につながる可能性があると述べた。
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