メルク(MRK)の力強い勢いは、予想を上回るがんワクチンデータに支えられて継続しているものの、株価はすでに上昇余地を完全に織り込んでいると、RBCキャピタル・マーケッツは木曜日のレポートで述べた。 アナリストらは、メルクの株価は150ドルで、2年後に独占権の大幅な喪失と短期的な成長の鈍化が見込まれるにもかかわらず、歴史的に高い水準にあると指摘した。さらなる上昇には、パイプラインが既に高い期待を上回る成果を上げる必要があり、現在の水準ではリスク・リターンが限定的となる。 アナリストらは、特にESMOでのSac-TMTデータや、潰瘍性大腸炎および化膿性汗腺炎を対象としたTL1A試験の結果など、短期的な材料については引き続き強気の見方を示している。「しかしながら、期待値は高く、パイプラインは好材料による波及効果の恩恵を受けている。重大な失望があれば、過剰なマイナス反応を引き起こす可能性がある」と、同社は述べている。 アナリストらは、間もなく発表される第3四半期決算以降、さらなる株価上昇には、事業開発活動の強化、キイトルーダ以外の分野での成長加速、あるいは初期段階のパイプラインにおける良好な結果が必要となる可能性が高いと指摘したが、これらはいずれも既に株価にほぼ織り込まれていると考えている。 RBCはメルクの投資判断を「アウトパフォーム」から「セクターパフォーム」に引き下げ、目標株価を142ドルから150ドルに引き上げた。
Price: $152.02, Change: $-0.18, Percent Change: -0.12%