RBCキャピタル・マーケッツのレポートによると、アドビ(ADBE)の堅調な四半期決算は、最高財務責任者の退任と、同社の成長軌道に関する根強い疑問によって影を潜めた。 最高財務責任者(CFO)のダン・ダーン氏は、マーベル・テクノロジー(MRVL)のCFOに就任するため辞任し、アドビの顧客体験オーケストレーション部門のCFOであるスティーブ・デイ氏が暫定CFOに就任した。 木曜日、アドビは予想を上回る第2四半期決算を発表した。しかし、投資家は経営陣の交代と、Semrush買収による貢献分を加えた後も通年経常収益の成長見通しを据え置いたことに注目したとRBCは指摘する。この貢献分を相殺する要因として、アドビのフリーミアム戦略と、延期されたCreative Cloud製品ラインの最適化が挙げられるとレポートは述べている。 アドビ株は金曜日の取引で6.6%下落した。年初来では42%の下落となっている。 RBCは、「アドビは表面上は堅調な業績を発表したが、CFOのダン・ダーン氏の退任と、オーガニックARR(年間経常収益)ガイダンスの変動が、株価の基盤強化を図る上でさらなる不確実性を生み出した」と指摘した。 経営陣は、下半期の季節変動が例年よりも第4四半期に大きく偏ると強調した、と同レポートは述べている。 アドビは、2026年度の調整後EPS見通しを23.30~23.50ドルから24.35~24.45ドルに、売上高見通しを259~261億ドルから265~266億ドルにそれぞれ引き上げた。 ファクトセットのコンセンサス予想は、EPSが24.24ドル、売上高が264億5000万ドルとなっている。RBCは、EPSが24.40ドル、売上高が265億5000万ドルと予想している。 RBCはアドビ株の目標株価を350ドルから285ドルに引き下げたが、投資判断は「アウトパフォーム」を維持した。
Price: $204.30, Change: $-14.50, Percent Change: -6.63%