MUFGが火曜日に発表したレポートによると、カナダドルは8月に米ドルに対してさらに上昇したが、米加貿易交渉の決裂を受けて月末にかけて勢いを失った。 USD/CADは8月のロンドン市場終値で1.4026から1.3897まで下落した。 同行はレポートの中で、カナダドルの上昇は両国間の貿易協定締結が間近との楽観的な見方によるものであり、今後数週間で交渉が明確な解決の道筋を示せなければ、さらなる下落リスクにさらされると指摘した。 現在、200億ドル相当のカナダ製品に対する米国の50%関税が発動されており、カナダも同額の関税で報復措置を取っている。関税措置の範囲が限定的であるため、当初の為替への影響は限定的だったものの、米国によるさらなる措置のリスクは依然として残っている。例えば、2027年初頭からの自動車関税の50%引き上げ計画などが挙げられるが、この期限設定にはさらなる交渉の余地が残されている、とMUFGは付け加えた。 金融市場は概して、今回の紛争は関税の大幅な引き上げには至らず、限定的な範囲にとどまると予想している、と同行は述べた。しかし、貿易摩擦が長期化すれば両国経済に重荷となり、特にカナダへの影響は大きくなる可能性が高い。 「こうした重要な不確実性に加え、原油価格の動向と金融政策がカナダドルにとって鍵となるだろう」とMUFGはレポートで指摘した。 インフレが抑制されているため、カナダ銀行は利上げを延期する余地があり、市場は来年3月まで本格的な利上げを織り込んでいない。 MUFGによると、FRBが政策金利を据え置き、米加貿易摩擦が最終的に解決すれば、USD/CADはレンジ相場にとどまる可能性が高く、米ドル安の見通しから、さらなる下落余地が残るだろう。
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