モルガン・スタンレーは木曜日のレポートで、ITハードウェア株は最近の力強い上昇と高水準のバリュエーションにもかかわらず、マクロ経済リスクと収益リスクの高まりを十分に反映していない可能性があると指摘した。 同レポートによると、ハードウェア株は過去3カ月間、予想を上回る支出の堅調さを背景に好調に推移しており、企業顧客による需要前倒しと「CPUルネッサンス」への楽観論がそれを支えている。 同レポートは、業績予想の上方修正が15年ぶりの高水準に近づいている一方、今後12カ月間の株価収益率(PER)は過去最高値の約4倍となっていると指摘。市場はメモリ・スーパーサイクル、サプライチェーンの不足、そしてより不安定なマクロ経済情勢に関連するリスクを過小評価しているとモルガン・スタンレーは述べている。 「しかしながら、短期的な支出の堅調さが下半期にさらなる好材料を生み出すため、我々の懸念は必ずしも広範な景気後退期における慎重な決算発表という形で現実化するとは限らない」と同レポートは結論付けている。 今後2週間の決算発表はまちまちになると予想され、デル・テクノロジーズ(DELL)が最も好調な業績を発表する見込みで、次いでヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)とエバーピュア(P)が続く一方、HP(HPQ)とネットアップ(NTAP)は利益率とEPSガイダンスの悪化リスクが高いと、同レポートは指摘している。 モルガン・スタンレーは、デルの目標株価を110ドルから170ドルに、ヒューレット・パッカード・エンタープライズを25ドルから33ドルに、HPを16ドルから17ドルにそれぞれ引き上げた。
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