-- 欧州投資銀行(EIB)とコメルツ銀行は、ドイツをはじめとする欧州諸国の電力網への投資を最大20億ユーロ(24億ドル)まで促進する新たな協力関係で合意したと、両金融機関が火曜日に発表した。 この合意は、再生可能エネルギーの統合に必要な送電網インフラの整備を遅らせてきた資金調達のボトルネックを解消することを目的としている。 合意に基づき、EIBはコメルツ銀行に2億5000万ユーロの保証を提供し、コメルツ銀行はケーブルや変圧器といった重要な送電網部品メーカーへの保証を拡大できるようになる。 この取り決めは、サプライチェーンを強化し、欧州のエネルギー転換に必要なインフラ整備を加速させることが期待されている。 EIBのニコラ・ベア副総裁は、「効率的な送電網がなければ、風力タービン、太陽光パネル、ヒートポンプは活用されない」と述べ、「今回の協力は、新たな送電線、変圧器、スマートインフラへの投資を支援し、長期的にエネルギーコストの削減に貢献するだろう」と語った。 欧州投資銀行(EIB)は、欧州が再生可能エネルギーへの移行に伴い、送電網への投資ニーズが急増すると指摘した。ドイツだけでも、送電網への投資額は2045年までに約4310億ユーロに達すると予測されており、年間支出額は約200億ユーロに増加すると見込まれている。 送電網の制約は既に大きなコスト負担となっている。2023年には、約32億ユーロの費用をかけて、2万7000ギガワット時を超える電力の再配分措置による需給調整が必要となった。これは、インフラの拡張と近代化の緊急性を浮き彫りにしている。 両銀行間の合意は、エネルギー安全保障の強化、排出量の削減、価格変動の抑制を目指す「REPowerEU」や「欧州グリーンディール」を含む、EUのより広範なエネルギー戦略も支援するものである。
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