東京のコア消費者物価指数は5月に前年同月比1.3%上昇し、4月の1.5%上昇から減速したことが金曜日に発表されたデータで明らかになった。
この数値は2022年3月以来の低水準となり、市場予想を下回った。
政府の燃料補助金と有利なベース効果が、中東紛争に関連した原材料費とエネルギー価格の上昇を相殺したことにより、インフレ率は4カ月連続で日本銀行の目標である2%を下回った。
日本銀行が注視する生鮮食品とエネルギーを除いた物価指数は、5月に前年同月比1.6%上昇し、4月の1.9%上昇から減速した。
東京の物価指数は、全国の消費者物価の先行指標として広く認識されている。
これらの数値は、日本銀行が次回の金融政策決定会合で精査する指標の一つとなる。市場は、日本銀行が短期政策金利を0.75%から1%に引き上げると予想している。
ロイター通信によると、キャピタル・エコノミクスのMarcel Thieliantアジア太平洋地域責任者は、「4月の経済活動データは、日本経済がエネルギー価格ショックを克服しつつあり、来月の利上げを裏付けるものとなっている」と述べた。
インフレ率が軟化したにもかかわらず、アナリストらは、原油価格の上昇と円安による輸入コストの上昇が経済全体に波及するにつれ、今後数カ月で物価上昇圧力が再び加速すると予想している。
ブルームバーグ・ニュースによると、第一生命経済研究所シニアエグゼクティブエコノミストである新家義貴氏は、「インフレに強い勢いはないものの、イラン情勢を背景に上昇リスクは大きい」と述べた。
植田 和男日本銀行総裁は先日、高市早苗首相と会談し、金融政策について緊密な意思疎通を維持することで合意したが、6月の利上げの可能性については協議しなかったと述べた。
しかしながら、日銀の政策担当者による最近のタカ派的な発言を受けて、投資家は6月15~16日の会合で利上げが行われる可能性を約80%と織り込んでいる。