投資家が今月末に予定されている日本銀行の金融政策決定会合を注視する中、日本の経済は第1四半期も引き続き成長を続けた。
内閣府が月曜日に発表した最終データによると、日本の経済は第1四半期に年率換算で1.8%の成長を記録した。
この数値は速報値の2.1%から下方修正された。
トレーディング・エコノミクスによると、最終値は市場コンセンサスの1.3%増を上回った。
設備投資は前期比0.7%減となり、速報値の0.3%増から大幅に下方修正された。一方、日本経済の半分以上を占める個人消費は0.3%増となり、速報値と同水準だった。
これらのデータは、6月15~16日に開催される日本銀行の金融政策決定会合に注目が集まる中で発表された。会合では、政策担当者による追加利上げの検討が予想されている。
今回の成長率は、さらなる金融引き締めへの期待を覆すものではないだろう。
日本銀行の上田和夫総裁は、中東紛争による潜在的な経済への悪影響よりもインフレリスクの方が大きいと政策当局者が判断した場合、利上げを検討する可能性が依然としてあることを示唆した。
「状況が依然として不透明な場合でも、物価上昇リスクが経済活動への下振れリスクを上回ると判断された場合、政策金利引き上げのメリットとデメリットを徹底的に議論する必要がある」と上田総裁は先週述べた。
市場は、日本銀行が6月15~16日の金融政策決定会合で短期政策金利を0.75%から1%に引き上げる確率を約80%と織り込んでいる。
「中東情勢の影響は第1四半期には顕在化しなかったが、今後顕在化する可能性が高い」と、三菱UFJリサーチ&コンサルティングのチーフエコノミスト、小林慎一郎氏はブルームバーグ・ニュースに語った。
「日銀の最近の発言から判断すると、インフレ抑制に重点を置いているようで、今月中に利上げを行うと予想している」と彼は付け加えた。
政策金利が1%に引き上げられれば、1995年以来の高水準となり、中央銀行による金融政策の正常化に向けた最新の動きとなる。
日本の4月の卸売物価指数は前年同月比4.9%上昇し、イラン内戦による原油・化学製品価格の上昇を受けて、3年ぶりの高水準となった。
高市早苗首相率いる政府は水曜日、中東紛争に起因するエネルギーコスト上昇を緩和するため、190億ドルの補正予算を承認した。
円安は、中東からのエネルギー輸入に大きく依存する資源の乏しい日本において、インフレ圧力を強めている。
日本当局は、円が1ドル=160円台を突破して下落したことを受け、過去1カ月間に記録的な額の外貨準備高を投入し、円安が輸入コストやインフレに与える影響への懸念を示している。