日本の輸出は8月も力強い伸びを維持したが、輸入の急増により貿易赤字は予想以上に拡大し、輸入コスト上昇の影響が深刻化していることが浮き彫りになった。
8月の貿易赤字は1兆1100億円に拡大し、Investing.comが実施したアナリスト調査の予想である1兆500億円を上回り、7月の改定値である6383億円を大幅に上回った。
輸出は前年同月比19.3%増の10兆500億円となり、7月の23.2%増からは伸びが鈍化したものの、市場予想の18.2%増を上回った。
一方、輸入は前年同月比28.0%増の11兆1500億円となり、前月の27.9%増から伸びが加速し、市場予想の26.3%増を超えた。
輸出は幅広い分野で増加し、米国向け輸出は24.9%、中国向け輸出は20.6%、アジア向け輸出は21.4%それぞれ増加した。
技術関連製品の輸出が引き続き成長の原動力となった。
電気機械の輸出は31.5%増加し、半導体の輸出は52.3%も急増した。機械類の輸出も21%増加し、半導体製造装置の輸出は40.1%増加した。
自動車の輸出も16.5%増加し、輸出全体の増加に貢献した。
輸出の好調に伴い、輸入も大幅に増加した。電気機械の輸入は40.8%急増し、機械類と鉱物燃料の輸入はそれぞれ35.1%と38.4%上昇した。
これらの数字は、輸入の急激な増加が貿易収支を圧迫する一方で、日本の対外部門は引き続き技術製品に対する強い需要の恩恵を受けていることを示唆している。