金曜日に発表された政府データによると、日本の4月の失業率は3月の2.7%から2.5%に低下した。
この最新の数値は市場予想を下回り、2025年7月以来の低水準となった。
就業者数は季節調整済みで前月の6,820万人から6,880万人に増加し、失業者数は190万人から180万人に減少した。
この労働市場データは、日本の主要インフレ指標が緩和の兆しを見せた中で発表された。
生鮮食品を除いたコア消費者物価指数は、4月に前年同月比1.4%上昇し、4年ぶりの低水準となり、エコノミストの予想を下回った。
インフレ率の鈍化は、エネルギー補助金など、生活費負担軽減のための政府施策が一因とされており、日本銀行の短期的な利上げへの期待を複雑化させる可能性がある。
「このデータは、日銀が早急に利上げを行う必要があるかどうかについて議論の余地を残している」と、ニッセイ基礎研究所経済調査部長 斎藤 太郎はブルームバーグに語った。
「もちろん、実質金利が低すぎるため、さらなる利上げが正当化されると主張することもできる」と齋藤氏は付け加えた。
一方、日本銀行の上田和夫総裁は今週初め、最近のエネルギー価格の高騰から単純な結論を出すことに警鐘を鳴らし、インフレへの影響は原油価格だけでなく、様々な要因に左右されると述べた。
「中央銀行は原油価格だけを見て判断すべきではない。同じ原油価格の上昇でも、賃金、期待、需要、為替レートによって全く異なる影響が出る可能性がある」と植田総裁は述べた。
中東情勢の緊張から生じる原油価格の上昇と、それがインフレに及ぼす潜在的な影響について政策当局者の懸念が高まっているにもかかわらず、植田総裁は中央銀行の次の政策決定の時期については明言を避けた。
ブルームバーグによると、斎藤氏は「今後、原油価格の上昇は幅広い品目に波及効果をもたらし、日本銀行はインフレの行き過ぎを警戒し続けるだろう。我々は依然として、日銀が6月に政策金利を1%に引き上げると予想している」と述べた。