ローゼンバーグ・リサーチは月曜日のレポートで、カナダと米国の経済指標の乖離が、カナダの短期国債投資家にとって買いの好機を生み出していると指摘した。 「カナダと米国はともにマクロ経済の方向性(ディスインフレと低成長)は同じだが、カナダの方がはるかに先行している」と、デビッド・ローゼンバーグ氏はレポートの中で述べている。「歴史が示すように、これはカナダと米国の2年債利回りスプレッドのマイナス拡大、そしてカナダ国債の上昇を示唆している」。 ローゼンバーグによると、カナダのコア消費者物価指数は年率1.7%で推移しているのに対し、米国は2.6%となっている。実質GDP成長率はそれぞれ0.1%のマイナス成長と2.7%のプラス成長となっている。カナダの成長率の低迷により、需給ギャップはGDP比で約マイナス1.3%にまで拡大しており、米国に比べてディスインフレの進行が速いことを裏付けている。 ローゼンバーグ氏によると、過去のパターンから、カナダの2年債利回りは今後6ヶ月で約2.3%まで上昇する可能性があるという。同債利回りは月曜日に約3ベーシスポイント低下し、2.876%となった。ローゼンバーグ氏によれば、カナダと米国の2年債利回りスプレッドは、現在の約-140ポイントから-160ポイントまで拡大する可能性がある。 ローゼンバーグ氏は、米国の新たな関税措置により、カナダの成長率が約0.3ポイント押し下げられ、2026年の成長率見通しは約1.1%に低下する可能性があると述べた。 市場は引き続きカナダ銀行の政策金利引き締めを織り込んでおり、2026年末までに利上げが行われる可能性が高いと見込んでいるが、ローゼンバーグ氏によれば、この見通しは基礎となる経済データと矛盾しているように見える。
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