ファーストリテイリング(TYO:9983, HKG:6288) は、5月31日までの9ヶ月間の業績が前年同期比で予想を上回り、大幅な増益となった。
衣料品ブランド「ユニクロ」を擁する同社は、親会社株主に帰属する利益が前年同期比25.6%増の4260億円、売上高が同17.1%増の3兆650億円を記録している。第3四半期(2020年度)単年度では、売上高が22.2%増加したことを背景に、株主に帰属する利益は同39.1%増の1億4670万円に急増した。
同社は、北米で6店舗、欧州で4店舗、韓国にグローバル旗艦店を新規オープンするなど、グローバルなコミュニケーションとブランディング活動を継続していることが、好調な四半期業績につながったと説明した。
こうした背景から、ファーストリテイリングは8月期通期の連結成長率予想を引き上げた。今回の業績予想の上方修正には、売上高3兆9700億円、純利益5000億円(4月発表の予想値であるそれぞれ3兆9000億円、4800億円から上方修正)が含まれる。
ファーストリテイリングの決算発表によると、今回の上方修正は、6月までの業績に加え、第4四半期の業績予想算出に用いる為替レートを現在の実勢レートに近づけるため改定したことを反映したものである。。
地域別に見ると、第3四半期の業績が予想を上回ったことを受け、韓国、東南アジア、インド、オーストラリア、北米、欧州の業績予想も上方修正された。一方、中華圏については、計画通りに事業が進んでいるため、業績予想は据え置かれた。
東京市場の終値は、2%安となった。