世界最大の楽器メーカーであるヤマハ(HKG:7951)は、2026年度の1株当たり利益(EPS)が増益となったことを発表し、売上高は安定的に推移した。また、2027年度まで売上高と利益は増加するとの見通しを示した。
同社は、2026年度(3月31日終了)の売上高が4,653億円となり、2025年度比0.7%増となったと発表した。
ヤマハによると、中国本土におけるピアノの販売は低迷し、プロオーディオ機器の需要も2026年度は「正常化」、つまり減少に転じた。
しかし、これらの売上高の減少は、特に北米におけるギター販売の増加と、デジタル楽器の世界的な出荷台数の増加によって相殺されたとヤマハは付け加えた。
ヤマハは、2026年度のEPSが52.7円となり、前年比90.9%増となったと発表した。純利益は237億円となり、前年比76.9%増となった。
しかしながら、ヤマハは2026年度のコア営業利益が319億円となり、前年比13.2%減となったことも発表した。
ヤマハは、コア営業利益の減少について、「主に米国の追加関税の影響、調達コストの上昇、製品構成の変化によるもの」と説明した。
ヤマハの売上高および利益の約3分の2は楽器販売、3分の1はオーディオ機器販売によるものである。
2026年度の楽器販売による売上高は3049億円で前年比3.0%増となったものの、同事業のコア営業利益は212億円と前年比3.9%減と小幅に減少した。
2026年度のオーディオ機器売上高は1,424億円(前年同期比3.6%減)、コア営業利益は108億円(前年同期比25%減)と大幅に落ち込んだ。
2027年度については、売上高は4,900億円(前年同期比5.3%増)、コア営業黒字は380億円(前年同期比19.1%増)になると予測している。
また、2027年度の1株当たり利益(EPS)は63.7円(前年同期比20.9%増)になると見込んでいる。
ヤマハ株は東京市場で2.8%高で取引を終えた。