フィッチ・レーティングスは、フィリピンの長期外貨建て発行体デフォルト格付けの見通しを「安定的」から「ネガティブ」に変更したが、格付け自体は「BBB」に据え置いた。 フィッチによると、見通しの変更は、公共投資の混乱や世界的なエネルギーショックへのエクスポージャーの増大など、フィリピンの中期的な堅調な成長軌道に対するリスクの高まりに起因する。 フィッチは、パンデミック後の政府債務の増加と対外収支の緩やかな悪化を考慮すると、フィリピンの成長率は他国と比較して弱まる可能性があると指摘している。 フィッチは、公共設備投資の緩やかな回復と家計消費に影響を与えるエネルギーコストの上昇を背景に、今年のGDP成長率は4.6%と、近年の水準を下回ると予測している。 フィッチは、フィリピンはエネルギー輸入への依存度が高く、中東地域からの送金が減少する可能性が高いことから、中東紛争へのエクスポージャーが高いと述べている。 今回の格付け維持は、リスクの増大にもかかわらず、中期的に堅調なGDP成長が続き、政府債務が徐々に減少するというフィッチの見解に基づいています。 中期的な力強い経済成長、健全な経済政策の遵守、政府債務対GDP比、ガバナンス基準、対外収支に対する信頼度に重大な変化が生じた場合、将来の格付け変更につながる可能性があります。
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