ドイツ銀行は火曜日、Salesforce(CRM)の2027年度第1四半期決算は、SaaS業界の「不安定な」環境を背景に、比較的控えめな予想通りになるとの見通しを示した。 顧客関係管理プラットフォームを提供するSalesforceは、5月27日に決算を発表する予定だ。FactSetの現在のコンセンサス予想は、3ヶ月間の売上高110億5000万ドル、非GAAPベースの1株当たり利益3.13ドルとなっている。 ドイツ銀行のアナリスト、ブラッド・ゼルニック氏は火曜日の顧客向けレポートで、「Salesforceは(2027年度)のスタートは季節的な要因で緩やかだが着実に推移すると予想され、SaaS業界の不安定な環境を背景に、業績は控えめな予想通りになる可能性が高い」と述べた。 同証券会社の見解は、Salesforceの主要指標は直近の四半期に比べて上昇余地が少ないことを示唆している。 「したがって、(第1四半期は)株価の上昇を促し、市場心理を好転させるために必要な、意味のある業績予想の修正には繋がらないだろう」とゼルニック氏は記した。 火曜午後の取引で、セールスフォースの株価はほぼ横ばいだった。年初来、株価は32%下落している。 ゼルニック氏によると、四半期途中の業績見通しに関する開示アップデートで新たな先行指標が示されなかったことに「失望」したことを受け、同社の年間新規受注額の成長軌道と、人工知能(AI)搭載エージェントプラットフォーム「Agentforce」の着実な成長に関するコメントが、今後の主要な焦点となるという。 ドイツ銀行によると、セールスフォースの株価は前回決算発表以降、iShares拡張テクノロジー・ソフトウェアセクターETFを約21%下回っており、リスク・リターンは「有利」に傾いている。2027年度後半には成長が加速する見込みだ。 しかし、セールスフォースの株価低迷は、AIを取り巻く長期的な不確実性を反映しており、「大幅な業績予想修正」がない限り、短期的には株価の上昇を阻害する可能性があると、ゼルニック氏は述べた。 「AI関連の懸念は、ソフトウェア企業が新たなパラダイムに適応する機会や、あらゆる変革が起こるまでの期間を過小評価している傾向がある」と、同アナリストは記している。
Price: $180.48, Change: $+1.00, Percent Change: +0.55%