-- 西テキサス・インターミディエイト(WTI)原油は木曜日、下落して取引を終えた。アジア時間中に前夜に付けた4年ぶりの高値から反落した。これは、米国がイランとの停戦を破棄する可能性があるとの報道を受けたもので、ペルシャ湾からの供給に依存するアフリカ大陸は、閉鎖されたホルムズ海峡によって供給が遮断され、史上最大の供給ショックに見舞われている。 6月渡しのWTI原油は1バレルあたり1.81ドル安の105.07ドルで取引を終えた。前夜には110.93ドルまで上昇していた。一方、6月渡しのブレント原油は4.12ドル安の113.91ドルで取引を終えた。前夜には1バレルあたり126.34ドルまで上昇し、2022年以来の高値をつけた。 WTI原油は、米国とイスラエルの攻撃を受け、イランが世界の石油供給の約20%を占める重要なチョークポイントであるホルムズ海峡を封鎖した2月28日の戦争開始以来、59%上昇している。米国は現在イランの港湾を封鎖しており、イランは和平交渉再開の条件として封鎖解除を要求しているが、米国はこれを拒否しており、史上最大規模の供給ショックが続いている。 この供給不足は、ペルシャ湾からの輸出の80%を占めるアジア地域で最も深刻な影響を受けており、各国はスポット価格をつり上げ、供給不足を回避するために中国の戦略備蓄の利用を模索している。 「(アジアの)複数の国の農村地域で燃料不足の報告が続いており、燃料の流通はやや行き当たりばったりな状態にあるようだ。中国が友好国への輸出を一部許可し、タイが近隣諸国への支援強化を検討するなど、政府間協定に基づく取引がますます増えている」と、マッコーリー・グループのグローバル・エネルギー・ストラテジスト、ヴィカス・ドゥイヴェディ氏は述べている。 しかしながら、戦争終結と封鎖された海峡の再開に向けた交渉の兆しはほとんど見られない。先週末にパキスタンで開催される予定だった米国とイランの会談は、米国がイランの港湾封鎖解除の要求を拒否したため、実現しなかった。ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、トランプ米大統領が、米国政府が「海洋自由構想」と呼ぶ海峡再開のための連合に他国が参加するよう求めていると報じた。米国政府は、同盟国に参加を促すため、各国大使館に働きかけている。また、トランプ大統領は、イランが核開発計画を放棄するまで、海峡封鎖を延長すると警告した。
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